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毎日食べても興味がつきることない激辛料理ですが、今回、その激辛になくてはならない唐辛子について、、

  • 世界や日本にはどんな珍しい唐辛子が!?とか
  • 唐辛子は実は健康食だった??
  • 唐辛子とダイエットの関係

など、、気になる部分をいろいろと調べてみました!

唐辛子について、もう少し知れば、もっと激辛料理を美味しく違った面からも楽しめるかもしれませんね!

唐辛子の原産地

唐辛子は、アメリカの南部地域、あるいはメキシコあたりが原産地として有力なようです。

16世紀に世界中を船で旅したコロンブスによって発見された唐辛子は、辛い”コショウ”として、スパイスブームだったヨーロッパから一気に世界各地に広がっていきました。唐辛子は、スパイシーで料理に辛さのアクセントを与えるだけでなく、栄養価の豊富な”野菜”的な側面があること。さらに肥沃な土地はもちろん、なかなか普通の野菜を育ることが難しいような、荒廃した、痩せた土地でも栽培が可能だという特徴も加わり、世界中で愛され、その土地のスパイスとして、現在もなお世界中の人々を魅了しています。

日本にどのように伝わったか

中南米から世界に広がった唐辛子は、巡り巡って日本に伝わることになります。その伝来の経緯については以下のような諸説があるようです。

ポルトガル人が鉄砲伝来と同時期に伝えた

大航海時代以降、16世紀にポルトガル人が東南アジアを経て、日本近郊までやってきました。最終的に、1543年にポルトガル人が種子島に漂着し、鉄砲を伝えたとされていますが、この頃に唐辛子も日本に持ち込まれたとされています。また、1552年にはポルトガル宣教師が、大友義鎮に唐辛子の種を献上したことが記録として残っているそうです。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰った??

観賞用の唐辛子

「文禄・慶長の役(1592、1593)」という豊臣秀吉による朝鮮出兵を学校で習ったのを覚えているでしょうか。その朝鮮出兵の際に、加藤清正が朝鮮にある唐辛子を持ち帰ったとされる説です。

一方、この説には、逆に、朝鮮には日本から唐辛子が伝わったとする説もあり、興味深いですね。ポルトガル人による伝来との年代比較では、後者の方がしっくりきますが。。

当時の日本では、唐辛子はスパイスとして使用されるのではなく、観賞用や足袋に入れて霜焼け防止に使われるなどの食用以外の用途に主に使われ、スパイスとして使用されるようになったのは、比較的近代になってからと言われています。当時の日本人の舌は繊細だったのかもしれないですね (笑)

唐辛子の種類と辛さランキング

唐辛子はその辛さの違い以外に、大きさや形状にもさまざまな種類があります。自然交配が容易なため、世界の土地土地の種類があり、その数は1000種類にも及ぶとされています。鷹の爪に似た野菜といえば、ピーマンや獅子唐などがありますが、これらも実は辛くはない唐辛子に分類されるようです。

唐辛子の辛さランキングについては、↓こちら↓をご覧ください。

【2018年】世界の唐辛子の辛さランキング【最強】

世界の珍しい唐辛子(巨大、極小)

世界で一番小さい唐辛子

世界で一番小さい唐辛子

世界で一番小さい唐辛子は、Chiltepinと呼ばれるメキシコ~テキサス州南部で自生する唐辛子で、直径は 約 8 mmほどの唐辛子です。野鳥も食べる唐辛子なのですが、辛さは意外に強烈で、ハバネロとほぼ同じ10万~25万スコビル値だそうです。

 

 

 

世界で一番大きな唐辛子

世界で一番大きな唐辛子

世界で一番大きな唐辛子についてはあいにくほとんど情報が集まらず、50 cmほどの長さというだけで名前もわかりませんでした。

調査中に見つけた左の写真をみても、たしかにそのくらいありそうですね。どのくらい辛いのかなどの情報も集めることができなかったのですが、ネットの販売サイトで種子が販売されているページがありました。しかし、そのサイトでもどのくらい辛いのかについては記載されていませんでした(単純にHot Chili Pepperと書いてあるだけ)。

販売ページは、英語サイトのものとスペイン語のサイトと両方あるので、アメリカ~中南米あたりで栽培されているのでは??と思います。

ピーマンにそっくりの唐辛子

rocoto

こちらは「ロコト(rocoto)」と呼ばれるピーマンそっくりの唐辛子です。けっこう辛く、スコビル値は、50,000~250,000くらいあるとのことなので、ハバネロに匹敵するほどの辛さです。私自身、これをピーマンと間違って食べてしまい、びっくりした経験があります(笑)

ピーマンの肉詰めが日本でもよく食べられているように、このロコトの肉詰めは結構有名な料理です。これを看板メニューとしているペルーのお店で私も食べましたが、意外に思っていたよりも辛くなく、その美味しさにけっこう感動したのを覚えています。

 

 

日本の唐辛子の種類

日本の唐辛子の種類は、有名な鷹の爪以外に、意外と多く、以下のようなものがあります。

  • 鷹の爪(たかのつめ):日本の唐辛子としての代表格。長さ5,6cmで、日本では乾燥させたものがよく出回っている。辛さは4, 5万スコヴィル値で、タバスコとほぼ同じ辛さ。
  • 本鷹(ほんたか):香川本鷹が有名で、以前は瀬戸内海の塩飽(しわく)諸島での栽培が盛んであったが、中国産の安い唐辛子におされ、”幻のとうがらし”と言われるまで減収した。しかし、最近復興プロジェクトが立ち上がり、現在も復興に向けて数少ない農家が島おこしと品種の保存を目的に奮闘している。辛みが強く、風味がよい唐辛子。
  • 熊鷹(くまたか):日本国内ではもっとも辛みが強いと言われてり、さやの長さは4~8cm。辛さは10~13万スコヴィル値程度。
  • 能鷹(のうたか):見た目も辛さも熊鷹に近く、唐辛子の木の背の高さが高く、収穫量が多いのが特徴のようです。9.5~11万スコヴィル値。
  • 八房(やつふさ):唐辛子が空に向かって、また束になってなる。辛さはそこまで強くなく、葉とうがらしとしての利用もされる。ビタミン、ミネラルが豊富。
  • 三鷹(さんたか):以前は愛知県での栽培が盛んだったが、最近は栃木県での栽培が盛ん。本鷹と八房とうがらしを交配させてできた品種。辛さは4、5万スコヴィル値
  • 伏見とうがらし:京都で長い間栽培されてきた唐辛子。辛めの唐辛子。
  • 日光とうがらし:多くの唐辛子が空に向かって実をつけるのに対し、普通にぶら下がるように実をつける。さやの長さは10~15cmとなる長めの大きな品種。ただし、あまり辛くはない。
  • 内藤トウガラシ:新宿御苑周辺で江戸時代から栽培されてきた。辛みが強いのが特徴。スコヴィル値は3万程度。
  • 島唐辛子:大きさは小ぶりで2cmほど。ただし、辛みは強く、コーレーグースという沖縄独自の調味料の原材料である。
  • 清水森ナンバ:青森県で400年以上の栽培の歴史がある唐辛子。形状は大ぶりで、長さが20cm以上となるものもある。まろやかな甘みと風味が特徴。他品種に比べて糖分やビタミンA・C・Eの含有率が高い
  • ぼたんこしょう:長野県でよく栽培されている。ピーマンに形状は酷似しており、肉厚な果実の先端周辺には深い溝があり、複雑な形状が牡丹の花のように見えることから「ぼたんこしょう」と呼ばれるようになった。ほどよい辛さが特徴。青色のぼたんこしょうよりも、赤色の方が甘み、辛みともに強くなる。
  • 弥平とうがらし:琵琶軒湖南市で栽培されている唐辛子。オレンジ色のきれいな発色とスコヴィル値が約10万と能鷹唐辛子とほぼ同じくらいの辛さが特徴。さやの大きさは5cm程度
  • 獅子唐(ししとう):おなじみの辛くない唐辛子だが、たまに辛い個体が混じっている。
  • 万願寺唐辛子:京都で最も盛んに栽培されている。獅子唐のように基本的に辛さはないがまれに辛いものもある。
  • ひも唐辛子:奈良県の特産品。濃緑色で皮が柔らかく甘みがある。長さは10cm~15cmの唐辛子。

けっこう種類がありますが、まだまだ種類はあるようです。以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

唐辛子のホームページ旬の食材百科「鷹の爪ほか 日本の赤唐辛子」ウィキペディア「スコヴィル値」

唐辛子の辛さのもととは

唐辛子のいわゆる”辛さ”を感じさせる成分は、カプサイシンが主であり、唐辛子の種類によっては、このカプサイシン(16,000,000)に加え、ジヒドロカプサイシン(16,000,000)、ノルジヒドロカプサイシン(9,100,000)、ホモジヒドロカプサイシン(8,600,000)、ホモカプサイシン(8,600,000)という別の種類の物質も含まれます(カッコ内の数字はスコヴィル値を示す)。

カプサイシンの効能は

  • 灼熱感を感じさせる
  • 痛覚神経を刺激し、痛みを感じさせる
  • アドレナリンの分泌を活発にし、発汗と強心作用を促す
  • 胃液の分泌を促す

です。

かなり辛い料理を食べると、胃がしくしく痛むのは、胃液の分泌が活発になったことにより、胃の粘膜を侵し痛みを感じているため、牛乳などの乳製品で保護するほか、胃酸の分泌を抑える胃薬の服用が有効と考えられますが、症状がひどい場合は病院にかかることをおススメします。

また、カプサイシンの性質として、水溶性ではなく油に溶けやすい性質があるため、水をいくら飲んでも口内の辛さ・痛みを抑えられないのはこのためです。試したことはないが、オリーブオイルなどで口をゆすぐことが有効かもしれません。

唐辛子のカプサイシンは、果実部分よりも、種子や胎座と呼ばれる、その周りのワタと呼ばれるふわふわした部分に集まっていることが知られています。

唐辛子の構造

唐辛子の構造

唐辛子は輪切りにすると、左の図(クリックすると大きくなります)のような構造をしています。ピーマンを切ったことがある人なら、容易に理解できると思いますが、大きく分けると、外側の果実部分と、種やワタが集まっている中心の胎座からなっています。

最も辛いのは中央の胎座であり、外側の果実部分はそれほどでもない(ただし、辛い唐辛子はやっぱり辛い!!)です。

唐辛子の栄養素と健康

唐辛子はピーマンと同類の野菜なので、基本的にビタミンとか豊富な健康にいい食品だと言えます。加えて、カプサイシンがあり、発汗作用があるのが特徴です。以下に、一般的な(たぶん鷹の爪)唐辛子100あたりの栄養成分を示します。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
96kcal 75.0g 3.9g 3.4g 16.3g -g -g 0 10.3g
ビタミン
カロテン E K B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
7700μg 9.1mg 27μg 0.14mg 0.36mg 3.7mg 1.0mg 41μg 0.95mg 120mg
無機質 五訂日本食品標準成分表より
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
6mg 760mg 20mg 42mg 71mg 2.0mg

まとめてみて個人的に驚いたのは、唐辛子の可食部100gあたりのカロリーが96kcalという値はかなり高く、例えばバナナの可食部100gのカロリーそれは86kcal、りんごで61kcalです。野菜のなかでも糖分が高めのにんじん、玉ねぎでそれぞれ、36kcal、37kcalですから、唐辛子の96kcalがいかに高いかというのが良くわかります。これは、その他の野菜に比べて脂質と炭水化物が多く含まれているからだと言えるでしょう。

唐辛子とダイエット

唐辛子は食べると、含まれるカプサイシンの作用で脂肪燃焼作用と発汗作用があるため、ダイエットに役立つという情報を耳にすることがあります。

一方、上記のように唐辛子は普通の野菜よりも脂質、炭水化物が含まれる量が多く、カロリーは高いのですが、食べる量が他の野菜とは総じてすくないので、直接的なカロリーオーバーの原因とはならないと思います。しかし、適度な辛みを加え美味しく感じられる食事により、結果的にたくさん食べてしまうことで、カロリーオーバーとなってしまう可能性はありますね。

よって、直接唐辛子がダイエットに効果的ともそうではなく、逆にダイエットには不向きだとも言えないかなと思います。

変わった唐辛子の使い方

唐辛子は食べる以外に変わった使われ方をする場合があります。

例えば、、

  • 粉末を足にふりかけ靴下を履くと、冬は寒さがやわらぐ
  • とうがらしを米びつに入れて虫がつくのを防ぐ
  • 色鮮やかな唐辛子が木になってなっている様子を観賞用として楽しむ
  • 唐辛子のカプサイシンを溶かした液体を使った暴漢撃退スプレー
  • 乾燥とうがらしを魔除け(転じてオブジェ)として

食べるだけでなく、主にカプサイシンを利用した様々な使い方があるもんですね

世界の唐辛子消費量と生産量

唐辛子消費量

唐辛子はどこの国が一番消費していると思いますか??

辛い物好きの国と言えば、、中国の四川とか、韓国、あとはタイとかも辛い料理が多いので消費量が多い気がしますがどうなのでしょうか。

調べてみたところ、意外な結果となりました。

とある海外のサイトの記事によると、2015年の世界の青唐辛子の消費量の多い国は

  1. 中国(16,303キロトン)
  2. トルコ(2,108キロトン)
  3. インドネシア(1,971キロトン)
  4. メキシコ(1,968キロトン)
  5. アメリカ合衆国(896キロトン)

となっており、中国が断トツで一番だです。

ただ、中国は人口が多いですからね。そこで、同記事内で記載されていた1人当たりの消費量が多い国を同じで並べてみると

  1. トルコ(26.79 kg/年/人)
  2. メキシコ(15.49 kg/年/人)
  3. 中国(11.58 kg/年/人)
  4. インドネシア(7.65 kg/年/人)
  5. アメリカ合衆国(2.79 kg/年/人)

だそうです(中国の人口が2015年で約13.71億人らしいので、15,876キロトンとなり、10%くらい誤差がありますがなんとかOKですかね??ちなみに、インドネシアだと1,975キロトンとなりこちらはほぼOKですね)。

韓国とか普通に食べるだけでなく、キムチにもたくさん使って輸出もしていると思うけど、人口一人当たりで他の国に負けちゃうんですね。

というか、トルコ人がこんなに青唐辛子を食べるとは知らなかったです。

ただ、このデータはあくまでも、青唐辛子の消費量。

赤唐辛子も含めた全部の唐辛子の消費量は、見つけきれませんでした。。

唐辛子生産量

青唐辛子の生産量は、FAO(国際連合食糧農業機関)の2014年のデータによると

  1. 中国(16.1百万トン)
  2. メキシコ(2.7百万トン)
  3. トルコ(2.1百万トン)
  4. インドネシア(1.9百万トン)
  5. インド(1.5百万トン)
  6. スペイン(1.1百万トン)
  7. アメリカ合衆国(0.9百万トン)

となり、消費量の順位にすごく関連しているところが面白いですね。たくさん作る国はたくさん消費してしまうということでしょうか。逆で、たくさん消費するんでたくさん作る必要があるということですかね。

今後の執筆予定

ちょっとなかなか調べながら書くのが大変なので、このへんで一度記事を公開します。以下の内容について、また上記の内容についても海外の記事も参考に情報を追記していきます(2018.10.26)

  • 唐辛子ブーム!?
  • 唐辛子調味料
  • 唐辛子以外の辛い調味料

2019年07月21日 (日)
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2 のコメント

  1. はじめまして、Tsugiと申します。
    珍しい唐辛子の情報を求めて検索をしていたら、このサイトに辿り着き、ファンになってしまいました。
    長野の田舎で自営業でWebデザイナーをしつつ、農業をしているのですが、今年から無農薬で唐辛子の栽培と販売をしたいと思っています。
    種類は「あじめこしょう」という岐阜の伝統野菜の唐辛子です。
    糖度が高い上に辛さも鷹の爪の5倍くらいと言われています。
    本当に美味しい唐辛子です(^^)

    また、このサイトに訪問します!!

    Tsugi
    1. Tsugiさん、コメントをありがとうございます。
      ぼくは洋モノの唐辛子は確かに辛いのですが、最近、風味豊かな日本の唐辛子のほうがやっぱりいいなと感じていました。

      あじめこしょうは初めて聞きましたが、良さそうですね。
      伝統の唐辛子を守っていらっしゃるとはすごいと思います。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      まっちゃん

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